今日のオススメ本
私設図書館「本と道草」を、そろそろ、ぼちぼちと始めていきたいなと思います。
いずれは、どこかで場所を借りて、きちんとした私設の図書館を開きたいとは思っているのだけど。今はまだ、そこまではできないので…ブログでオススメ本を紹介していくことと、読書会という形でやっていきます(*´ω`*)
記念すべき、第一回目。
今日のオススメ本は、辻村深月さんの「冷たい校舎の時は止まる」です。
雪降るある日、いつも通りに登校した学校に閉じ込められてしまった8人の高校生。開かない扉に、無人の教室…2ヶ月前に学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出すが、顔と名前がわからない…
学生時代に特有の雰囲気が、ひしひしと、重苦しいくらいに伝わってきます。
辛い…苦しい…人間関係がしんどい…
でも、最後はちゃんと前を向いて、それぞれが歩みを進めていることが伝わって、ほっとする。
今がどれだけ辛くても、きっと、いつかは一歩前に踏み出せるよ。変われるよ。
そう、背中を押してくれるような小説だな、と感じました。
言葉足らずで、辻村深月という作家さんの魅力が伝わっているか不安ですが…
このブログをキッカケに、読んでみようかな?と思ってくれる人が1人でもいてくれたら嬉しいです。