今からでも遅くない・・・?
中学生のときから、福祉の仕事に憧れをもっていました。その理由は、当時、父方の祖母が特別養護老人ホームに入所していたので、介護士さんが身近な職業だったからです。
ただ、もともとコミュニケーションがあまり得意ではなく、メンタルの調子も悪くなり、私には福祉の仕事は向いていないのではないかと考えるようになっていきました。
しかし、どうしても夢を捨てることができず、福祉大の通信制に入学をしました。モチベーションを維持できずに、六年間の学生生活にピリオドを打ったのは去年のこと。
通学するのとは違い、一人で勉強をすることがこんなにも苦しいなんて、思ってもいませんでした。
この一年で転職をし、新しい就労継続支援A型事業所で働くようになり、いろいろあって、「今後、新しい事業を立ち上げる時に、あなたを職員に推薦することはできます」と社長からいってもらえました。ただし「まずは、出勤率をあげること」が目標になりました。「きちんと敬語を使えたり、細かいところに気づいてくれることとかは、僕たちはちゃんと見ています。目標にむけて、頑張っていきましょう」と励ましの言葉もいただきました。
大学を中退してしまった後悔・・・夢を諦めてしまったことの寂しさ・・・そういうものがあったなかでも、そういう言葉をかけてもらえたことには、ただただ感謝をしています。
いつかは、悩み事や困りごとを抱えた人たちが気軽に立ち寄れるブックカフェを開きたいというのが目標ではあるけれど。
まずは、職員になり、働きながらもう一度、通信制大学で福祉を学びたい。そして、社会福祉士か精神保健福祉士を取得して、お金を貯めてからでも、ブックカフェは決して遅くはないのではないか・・・
随分と遠回りをしたけれど。
そんなに遠くない未来に、もしかしたら支援員になれているかもしれないと思うと、いまからワクワクします。