発達ゆるゆる日記

発達障害・精神障害の当事者。ゆっったり・のんびり・マイペースに。自分らしく、ゆるゆるっと、生きていきたい。

優しさって何?

いつからだったかな。

「優しいね」って言われるようになったのは。

 

私自身、自分が優しいなんて、全然思わないです。

むしろ、嫌なやつだな、くらいに思ってました。ていうか、今でも思っています。

 

そもそも【優しさ】って、なんでしょう?

相手が喜ぶ言葉をかけ続けること?相手につくすこと?相手に嫌な思いをさせないこと?

でも、それって、相手にとって、都合のいい人ってことじゃないの?

 

 

 

私は、物心ついたときから、人の顔色を伺ってばかりいたような気がします。だからこそ、できるだけ、相手が傷つかないように(怒らせないように)言葉を選んできました。

そのせいかな。今でも、言葉がすっと出てきません。何かを言うよりも先に、相手が何を思っているかを読み取ろう、できるだけ嫌な思いをさせないようにしなきゃ、と考えてしまうんです。

相手がどう感じるかを優先してしまう。いつしか、自分の気持ちや考えというものが薄れてきました。

 

自分の気持ち。

自分の意見。

それがどういうものなのか、私にはわかりません。

 

これはマズい。

そう思えたのは、今の主治医から言われた一言がきっかけです。

 

【あなたは自分がないよね】

 

まさに、その通りだなと感じました。

 

 

 

 

 

今まで、私は、

「あなたはちゃんと信念があるから」

と言われることが多く、自分でも漠然と、そうなんだろうなと感じていました。

 

今なら、わかります。

誰かの役に立ちたいという気持ちは、つまり、自分を救いたいという思いだったのです。

 

福祉の仕事を目指す若者。

福祉の資格を得て、福祉の現場で働く人。

その多くは、誰かのために頑張りすぎている印象がありました。それはたぶん、私と似たような感覚の人が多いためだと感じます。

 

 

 

誰かのために、ではなく。

自分のために。

 

誰にも嫌な思いをさせない人なんていない。

もう少し、自分勝手になってもいい。

 

相手のことを想ってばかりが優しさじゃない。

自分を大切にできない人が、他人を大切にできるはずがない。

 

 

 

 

 

きっと、少しくらい、自分勝手になってもいいんですよね。

そのほうが、自分のためにも、誰かのためにも、ちょうどいいんです。

 

優しさって何だろう。

強さって何だろう。

その問いを、頭の片隅に置きながら。

将来、どんな自分になりたいか。どんな働き方がしたいのか。ゆっくり、考えていきたいな。